白山市、金沢市、野々市市、川北町を中心に、1邸1邸オリジナルの注文住宅をお客さまにお届けしている株式会社フジタです。
家づくりにおいて「気密性」や「断熱性」は、快適な暮らしを支える大切な要素です。特に、石川県の金沢や白山市近郊のような四季がはっきりしている地域では、寒い冬や暑い夏に対応できる性能が求められます。
この記事では、注文住宅で目安にすべき気密断熱性能に関する具体な数字の基準と、その重要性についてわかりやすく解説します。
▶︎ 1. 気密性能(C値)の目安:0.5以下
まず、「気密性能」を示す指標であるC値(相当隙間面積)は、住宅全体の隙間の大きさを表し、数値が小さいほど隙間が少なく、気密性が高い家であることを示します。気密性の高さは、効率的な換気や冷暖房の効果を最大化します。隙間が少ないことで外気の影響を受けにくく、冬でも暖かい空気が家の中に保たれやすくなります。
フジタでは、C値0.5以下を目標に設計していますが、これには重要な理由があります。
気密性が低い住宅では、家の中に目に見えない小さな隙間が多く、計画通りの換気ができません。イメージとしては、穴の開いたストローで飲み物を飲もうとしても上手く飲めないのと同じで、住宅も隙間が多いと、どんなに高性能な換気システムを導入しても効果的に機能しません。
一方、C値が0.5以下の家では、隙間が少ないため、換気システムが計画的に働き、効率的な空気の循環が可能になります。結果として、空気の質が保たれ、エアコンなどの冷暖房も効率よく機能します。
▶断熱性能(UA値)の目安:0.6以下
断熱性がしっかりしている家は、夏の暑さや冬の寒さを外に遮断し、室内の温度を安定させます。結果としてエアコンや暖房の稼働時間が減り、光熱費の節約にもつながります。
家の断熱性能を示すUA値は、住宅の断熱性を数値化したもので、数値が低いほど断熱性が高く、熱が外に逃げにくい家ということになります。
フジタでは、UA値0.6以下を目標としていますが、これはゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)の基準と同じです。一般的に、石川県のような気候であれば、UA値0.6以下で十分な断熱性能を確保できます。この数値であれば、冬でも室内が寒いと感じることはほとんどなく、実際にフジタの施工例でも、住まいのオーナー様から「寒い」といった声は寄せられていません。
また、断熱性能をさらに上げることも可能ですが、コストがかかる点に注意が必要です。例えば、トリプルガラスの窓を一箇所追加するだけでも、施工単価が上がります。過剰な断熱性能を求めることで、コスト面でオーバースペックになってしまう可能性があります。
石川県では、北海道のような極寒地で必要とされるような断熱性能までは不要ですので、UA値0.6を目安にすることがバランスの取れた選択と言えるでしょう。
――金沢や白山市近郊で家を建てる際には、気密性と断熱性にしっかりと目を向けることが大切です。
フジタでは、C値0.5以下、UA値0.6以下を目標にした高性能な注文住宅を提供しています。過剰なスペックを求めすぎず、コストと快適性のバランスを考えた住まいづくりをサポートいたします。気密断熱性に関するご相談があれば、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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