株式会社フジタ

住宅コラム

【石川】モデルハウスの外観・デザインで失敗しないための秘訣

新築を検討する上で、住宅の外観は「こだわりたいポイント」で、常に上位にくる項目です。

モデルハウス1つとっても、外観の設計は住宅会社によって差が大きくなる部分でもあり、一般の方でも比較しやすいポイントでもあります。

せっかく新築するのであれば、パッと見て「かっこいい」「おしゃれ」と思えるような家がいいですよね。

今回は、フジタのモデルハウスの実例も参考に、外観のタイプごとに気を付けるポイントをみていきましょう。

・昨今、外観で人気の高いデザインは、「和風」・「和モダン」・「シンプル(ボックススクエア型)」の3つ

・玄関ドアや窓の見せ方、屋根の厚みなど細かい点までこだわっているか?で差がつく

・外観だけでなく間取りも同時に考えることと、隣家とのバランスも大事

・全体のバランスと、細かい部位まで「こだわる会社」を選ぶことが近道

1. おさらい:外観デザインの種類について


こちらのフジタの記事でも紹介している通り、昨今の住宅は大きく分けると和風・洋風・シンプルの3パターンに分類されます。

フジタでは「和風」・「和モダン」・「シンプル(ボックススクエア型)」が人気ですが、このあたりは住宅会社ごとに得意な分野があります。

最終的には直感的な好みになってきますが、各パターンごとに外観のデザインを向上させるためのポイントはこちらです。

和モダン

屋根瓦や時には金属屋根などを全体のデザインに応じて採用します。

ファサード(建物の正面)から見て、屋根を大きく見えるように設計すると重厚感が出ます。

落ち着いた配色に加え、アクセントにシルバー色やグレー色などを使って仕上げていくと良いでしょう。

ボックス(スクエア)型

のっぺりし過ぎないよう適度な壁面の凹凸と、軒の出を意識して設計することが重要です。

窓の配置や形も重要な要素で、引き違い窓ではなく縦滑りや横滑り窓など、細い窓でシンプルなデザインになるよう仕上げていきます。

和風住宅

特に屋根(屋根色・素材・勾配角度など)に気を付けて重厚感を出すことが重要です。

和モダンより色が濃いめ、もしくは木目などを活用していくとよいでしょう。

2. 外観をスッキリみせるためのコツ


出典:白山市北安田モデル

フジタでもよく使っている、外観、特にファサードからの見た目をスッキリさせるためのポイントをお伝えしていきます。

・玄関ドアをファサードから見せない

玄関ドアを正面から見せないようにすると、スッキリ見せやすくなります。

和風で重厚感を出す際に、むしろ見せるデザインにする場合もありますが、和モダンやシンプルスタイルの場合には見えない方が外観が良くなる可能性が高いです。

・窓を最小限に・スッキリ・バランスよく

窓は外観において非常に重要な要素です。

まず外観デザインを考えるのであれば、窓を最小限にしてごちゃごちゃさせないことです。

また、窓が必要な場合は縦滑り窓、横すべり窓を採用するとおしゃれな外観に仕上げやすくなります。

そして窓はバランスを考えて配置をすることで外観全体を整えます。

・屋根の厚み


出典:白山市あさひ荘苑

3つ目は、屋根の厚みを薄く見えるように設計することで、全体の印象をシャープにします。

屋根は破風(はふう)や鼻隠しと言った部分が、一般的な納まりに比べて、フジタでは薄く見えるようにデザインしています。

屋根は窓と並んで外観を左右する要素であり、特に軒先までこだわっているか?は外観を気にする方は見た方が良いでしょう。

3. 外観を考える上の注意ポイント

つづいて、見た目のデザイン以外に気を付けるべき2つのポイントを紹介します。

1つ目は、使いやすい間取りを忘れないことです。

外観は間取りとの相関関係にあるため、外観のデザインだけにこだわっていると、使いにくい間取りになることも考えられます。

デザインは大事なポイントですが、普段の使い勝手や間取りが ” いびつ ” になると残念ですよね。

そして2つ目は、お隣さんとの関係です。

既に隣地に家が建っている場合は、色や素材などがあまりにも同じにならないようにしたり、窓が同じ位置にこないように配慮すべきです。

同じハウスメーカーで固まって建築されている分譲地や、同じデザインの建売ではなかなかオリジナルのデザインは追求しにくいと言えます。

4. フジタモデルハウスの外観事例

それでは、フジタのモデルハウスの外観を参考にして、デザイン上のポイントを紹介していきます。

4-1. スマートな外観のモデルハウス


白山市中成モデルを参考にみていきます。

まずスマートな印象に見えるポイントは2つで、窓を最小限にしている点と屋根の見た目の薄さです。

ただ、窓を少なくすると「のっぺり」した印象になってしまうため、スリットでアクセントを入れています。

また、車庫になっている外壁面をフラットかつ、左右に伸ばしていることで外観上のバランスと重厚感を創り出している点も注目したい点です。


ファサードからの見た目では、家の中は暗くないの?と想像される方も少なくないでしょう。

しかし、リビングには大きな窓を設けて、あかるい広々とした雰囲気になっています。

外観へのこだわりも大事ですが、リビングなどの採光が犠牲になっては本末転倒です。

4-2. 和モダンな外観のモデルハウス


白山市北安田モデルでは、コテコテの純和風からは少しスタイリッシュ寄りにデザインした和モダンの外観です。

大きなフラット外壁が印象的ですが、この外壁はテラスを囲うようになっており、プライバシーも配慮された設計になっています。

またモダンの印象を強くするため、屋根材を瓦ではなく金属屋根でスタイリッシュさを演出しています。

4-3. 和風な外観のモデルハウス


野々市高橋町モデルでは、現代の和をテーマに仕上げています。

傾斜角度が高い下屋(1階部分の屋根)によって、高級感と重厚感を創り出しています。

そして屋根材は濃いグレー色の瓦と、ベージュ色の外壁(吹付塗装)を採用することで、落ち着いた印象になっています。


また、全体が単調にならないよう中心にはシンボルツリーと目隠しなる格子を設けています。

これは外観上のアクセントだけでなく、目隠しおよび室内からの見た目にも配慮しています。

5. まとめ

外観は家の満足度を左右する要素です。

しかし、おカネをかければ外観が良くなるものではなく、全体最適および好みに合わせたバランス感が大事です。

今回の記事ではデザイン別の注意点や、玄関ドアや窓、屋根の厚みなど細かい点に至るまで紹介してきましたが、正直なところ一般の方が細かい部分のデザインまで考えるのは大変です。

よって、デザインを良く仕上げる一番の近道は、細かい部位の見え方までこだわっている会社を選ぶこと、とも言えます。

施工事例などから、フジタのモデルハウスが気になった方はぜひご来社・ご見学のご案内からお気軽にご相談ください。

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