株式会社フジタ

住宅コラム

【石川】平屋の外観デザインをおしゃれにするポイントとは?実例で解説

平屋の外観デザインには注意しないと、 ” 倉庫 ” みたいになりかねません。

そんな平屋での外観デザインをおしゃれにするために、設計時に考慮すべきポイントをみていきましょう。

フジタの平屋の事例も紹介しつつ、ポイントを解説していきます。

それでは、今回の記事の要点です。

  • ・平屋のメリットは、「2階が無いことで大空間を取り入れたプランがしやすいこと」、「長く安心して住まうことができること」です。
  • ・平屋のデザインでは、ファサードからの屋根の見え方と窓の設計にこだわると良い
  • ・同時に玄関まわりの外構も整えておくことで、おしゃれさがアップする
  • 1. 平屋の魅力とは


    出典:フジタ施工事例

    まずは外観のデザインの前に、平屋の魅力についてカンタンに触れておきたいと思います。

    最近、平屋建築の問い合わせも増えており、ちょっとした「平屋ブーム」になっていることを肌感覚で感じます。

    そんな平屋の魅力は、ズバリこの2つです。

    「2階が無いことで大空間を取り入れたプランがしやすいこと」
    「長く安心して住まうことができること」

    1-1. 大空間が作りやすい

    まず建築基準法では、このように2階建てに比べて必要な壁の量が約半分で済みます。

    そのため、同じように耐震等級3を取得する際にも、平屋は2階建てよりプランの自由度は上がります。

    そして平屋の場合、リビングなどの上がそのまま屋根になっているため、屋根の小屋裏部分(三角形の中の空間)を吹き抜けとして活用することもでき、開放的な空間を設計しやすい点も特徴です。

    1-2. 長く安心して住まえる


    平屋は階段がないことでバリアフリー性も高く、今だけでなく将来にわたって住みやすい家として人気です。

    今新築を検討している方は子育て世帯が多いため、あまり想像しにくいかも知れませんが、歳を重ねていくとだれでも不自由になってくる部分が出てきます。

    フジタの住宅は、建て替えをせずとも何十年にも渡って安心して住まえる住宅となっており、将来設計も考えると平屋は賢い選択であるとも言えます。

    その他、平屋が人気になっている理由は、石川県で平屋が近年人気の理由。メリットデメリットを踏まえて解説!でも紹介していますので、合わせてご覧ください。

    2. 平屋の外観デザインを決める際のポイント

    それでは本題である、平屋の外観デザインを大きく左右する3つのポイント、「屋根」「窓」「外構」のポイントを順番に見ていきましょう。

    2-1. 屋根デザイン


    平屋で採用される屋根デザイン上の注意点と、平屋でよく採用される屋根形状を解説します。

    まず、平屋の屋根デザインを考える上で注意すべきポイントがこちらです。

    ・ファサードから見たとき、屋根が大きく見えるとデザイン性が上がる

    ・屋根の形状も重要ではあるが、それよりも建物全体のバランスが重要

    ・屋根は大きめに見えると重厚感があり、おしゃれに見せやすくなる

    ・土地の向きにもよるが、手前側に屋根を大きく魅せるパターンもあれば、左右に広がるように見せる方法もある

    いずれも、ファサード(道路面・正面からの見たときの家の外見)から、屋根が大きく見えると重厚感が出て、外観に高級感が出やすくなります。

    また、プランや道路状況、駐車場の形態などによって異なりますが、外観を気にする上で重要なポイントはバランスです。

    屋根を大きく魅せても、バランスが悪ければ美しくはならず、全てはバランスを整えることが外観を向上させるコツとされます。


    また、このようなポイントを踏まえて、おしゃれな平屋にしやすい、おすすめな外観デザインはこちらです。 

    ・切妻屋根
    ハの字型の屋根で、日本の家では比較的多い形状です。
    平屋でも2階建てでもマッチしやすい、スタンダードな形状です。

    ・片流れ屋根
    屋根が1枚で、1方向に傾斜を付けているシンプルな屋根形状です。
    平屋の場合、ファサードに向かって片流れ屋根を下ろすと、屋根を大きく魅せることができます。

    ・招き造り屋根
    への字型の屋根で、北陸でもよく見かける屋根です。
    雪が溶けにくい北側を短くすることで、屋根に雪が残ることを防げるという機能的なメリットもありますが、デザイン上も平屋を大きく魅せやすい屋根形状です。

    ・差し掛け屋根
    屋根面が重なっておらず、段違いになっている屋根のことです。
    日本家屋のような、複雑な屋根形状にすることで、外観デザインを良くすることができます。

    ・ボックス型(陸屋根)
    平屋の場合、陸屋根を採用する際には、外観に配慮が必要です。
    外壁の色・素材、そして家自体の形状を工夫することで、スタイリッシュな外観を創り上げることができます。

    2-2. 窓デザイン


    出典:金沢市上荒屋モデル
    2階建てとも共通している点ですが、特にファサードから見える窓は少なく、必要最低限にするとおしゃれに見えます。

    また、ファサードから見える窓は、一般的な引き違い窓より、縦滑り窓・横滑り窓など細い窓や、FIX窓などでデザインを整えやすい窓がおすすめです。

    ただ、このような窓を外から見たときにバランスよく配置することは重要ですが、窓は内側とも繋がっており、間取りやインテリアも同時に考えないといけません。

    使い勝手・デザイン・間取りとの調整、これらが全て整うように持っていくにはセンスが必要となるため、気になる会社の施工事例を見てみましょう。

    フジタのコンセプトハウスの施工事例

    2-3. 外構デザイン


    外構も大きく家の印象を変えるため、外構をするのであれば家全体の雰囲気とマッチする形でコーディネートしましょう。

    特に玄関まわりを、適度な植栽などで玄関まわりを創り込むと、家に入るときの印象を大きく変えます。

    また植栽と間接照明を組み合わせたりする、そして部屋の中からチラッと見えると、外からの印象だけでなく、家の中にいるときの満足感も創れるでしょう。

    3. 平屋で外観にこだわったフジタの事例

    3-1. フジタ施工事例-1


    1例目は、陸屋根を採用したボックス型の平屋です。

    陸屋根のデザインは難しいですが、玄関付近を隠す壁面を手前側に出すことで、凹凸感を出しています。

    また、ファサードから見える窓の形状は縦滑りにしてスタイリッシュなデザインにしています。

    全体の外壁もブラック色にすることで、よりスタイリッシュに仕上げており、陸屋根でも違和感がないよう全体をコーディネートしています。

    3-2. フジタ施工事例-2



    出典:注文住宅 白山市M様邸
    こちらの事例では、片流れ屋根と下屋を組み合わせた複合的な屋根で設計しています。

    手前側に下ってくる下屋部分は、左右に広がって重厚感とバランスを創り出している一方、左側へ下る片流れ屋根と組み合わせています。

    この片流れ屋根の部分は、外観上のアクセントになると同時に、リビングの吹き抜けになっており、室内の開放感を創り出しています。

    4. まとめ

    今回は平屋の外観デザインにフォーカスして解説してきました。

    外観は大事な要素ではありますが、外から見たデザインだけでなく内側とのつながりや、内側から見える景色・デザインも忘れてはいけません。

    フジタでは、屋根や窓などの基本的なデザインだけでなく、住んでからのトータルの満足度に配慮して細心設計を行っています。

    事例などが気になった方は、ぜひ見学会やモデルハウスにお気軽にお越しください。

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