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住宅コラム

二階リビングのメリット・デメリット解説!間取りの注意点や考え方

リビングは1階、2階は寝室や子供部屋という定番の間取りでは納得できない!という方や、こだわりの間取りを考えたい方におすすめの内容です。

でも、2階にリビングを持ってきて不便じゃない?

2階にリビングを持ってくるメリットやデメリットってどんなこと?

こんな疑問を持っている方も、「二階リビング」が注文住宅での間取りの選択肢になるかもしれません。

それでは、まず今回の記事のポイントから見ていきましょう。

  • ・二階リビングのメリットは空間を大きく設計できること。特に天井高さを高く設計しやすい。
  • ・1階に各個部屋を配置できることで、お風呂・洗面・ランドリールームと隣接し、洗濯に掛かる家事動線が短くなる
  • ・二階リビングのデメリットは、1日の上下移動が相対的に多くなる可能性がある
  • ・二階リビング老後(約20~30年後)における、その家の「使い方」も考えてみると、注文住宅の選択肢を狭めずに設計できる
  • 1. 二階リビングとは

    その名の通り、2階にリビングをメインにしたLDKを配置する間取りのことです。

    2. 二階リビングのメリット4つ

    まずは二階リビングのメリットをみていきましょう。

    2-1. 大きなリビングが設計しやすい


    出典:贅沢な空間を愉しむ平屋の住まい

    断熱を屋根断熱にすることで、小屋裏空間をリビングと一体にして天井高さを確保できる

    1階にリビングがある場合、天井高さを確保しようとすると、吹き抜けにするか天井高さを2,700mm程度まで上げる必要があります。

    1階の天井高さを上げると、家全体にかかる部材(外壁や構造体)のコストアップになりやすいですが、二階リビングの場合は比較的安価に広い空間を創れます。

    2-2. 見晴らしがよいリビングが設計しやすい


    当然、1階に比べて2階の方が見晴らしがよくなります。

    また、1階では道路や隣家からの視線が気になりますが、2階であることから、まず外からは覗かれにくく、隣家からの視線もカットしやすいメリットがあります。

    日本海沿いなど、景色を楽しみたい方には二階リビングはおすすめの設計と言えます。

    また、その時に1階 / 2階の面積上のバランスを取るためにお風呂を2階に持ってくる方もいますが、場所や設計によっては、お風呂からそとの景色を楽しむことができるかも?

    2-3. 耐震性との両立が図りやすい


    ※フジタ作成
    2階建ての場合、1階に比べて2階の方が必要な壁の量を少なく設計できるため、大きな空間が必要なリビングとの相性がいいと言えます。

    耐震性を考えると、下の階の方をしっかり支えるように設計しないといけないため、2階の倍程度の耐力が必要です。

    その分、柱や壁が増えてしまい、大きな空間を考えると二階リビングは設計上も理にかなっています。

    2-4. 1階の家事動線が短くできる


    家事の中でも特に洗濯は面倒な家事の1つですよね。

    状況にもよりますが、2階にリビングを持ってくる場合、1階にお風呂・洗面所・ランドリールームといった水まわり、そして寝室や子ども部屋が配置されることが多い印象です。

    洗濯物を洗って出す・干す・各部屋に持っていく、この一連の作業が同じ階でしやすくなります。

    一般的な間取り(1階 LDK+水まわり)の場合、
    「洗濯物を洗って出す」「干す」→1階
    (干す)「各部屋の畳んで戻す」→2階
    となるため、どうしても洗濯の際に洗濯物を持った状態で上下移動が発生します。

    しかし二階リビングの場合、1階で完結できるため日々の洗濯にかかる負担がラクになります。

    3. 二階リビングのデメリット

    一方で、気になる二階リビングのデメリットもしっかり確認していきましょう。

    ただし、二階リビングのデメリットは考え方や普段の生活によっては当てはまらない場合も考えられるので、冷静に考えた方が良いでしょう。

    3-1. 上下移動が多くなる(かも知れない)


    特にリビングと同時にキッチンが2階に配置されるため、買い出ししてきた食料品を2階に持って階段を上る負担が発生します。

    また、現状1日の大半をどこで過ごしているか?によっても変わりますが、LDKで1日ゴロゴロしている方は、上下移動が多くなる可能性があります。

    ただ、お風呂からそのまま就寝に向かう方は、1階にお風呂・洗面所があれば階の移動がない等、一概に増える一方ではないとも言えます。

    3-2. 老後の心配?(ただし考え方次第)


    二階リビングにすると、老後に上下移動ができるかな…と不安になる方もいるでしょう。

    しかし、この記事をご覧になっている新築検討世代は30代を中心とした世帯です。

    フジタの家は30年後にも安心して住める設計になっていますが、その家に30年後に住み続けるかどうか?という人生設計も考えていくと様々な選択肢があります。

    ・自分たちの子世帯に譲っている?
    ・平屋やマンションなどに住み替えをして資産として活用する?
    ・ホームエレベーターなどを付けるリフォームをしてみる?

    また考え方によっては、1階リビング・2階寝室の場合でも就寝するために上下移動が発生するため、一般的な間取りでも老後の上下移動はどこかで課題になってきます。

    老後の心配をし過ぎると、自ら選択肢を狭めてしまう可能性もあり、冷静に考えていきましょう。

    3-3. ベランダがないとアパートっぽく


    二階リビングを採用する場合、ベランダがないと外観・インテリアともにアパートのような雰囲気になってしまうことが注意点です。

    特に外観については、全体のバランス感が大事ですが、二階リビングを採用してベランダがないとノッペリとした雰囲気が出やすい傾向があります。

    また内観から見たときも、気候のいい季節は外の空気を取り入れたり、外に出て気分転換などしたいですよね。

    そういった意味では、二階リビングのメリットを最大化させるためにもベランダが必要と言えます。

    4. フジタで二階リビングの事例

    出典:フジタ・施工事例
    こちらの事例では、二階リビングを採用されました。

    リビングのカーテンを開けると見晴らしのいい景色が広がっており、二階リビングのメリットを最大限活かしている事例です。

    立地条件にもよりますが、景色を楽しみたい方などは二階リビングを採用すると、思った以上の開放感を実現できる可能性があります。

    大きな広々としたリビングで家族パーティーなどをしたい方など、おすすめの選択肢です。

    5. まとめ


    二階リビングのメリットは空間を大きく設計できること、特に天井高さを高く設計しやすい点を中心に紹介してきました。

    1階に各部屋を配置できることで、家事動線が短くなるメリットなどもあり、考え方次第ではおもしろい間取りになるでしょう。

    将来的なことを心配される方も多いですが、1階にリビング・2階に寝室の場合でも上下移動は発生するため、これも生活スタイルと考え方次第です。

    この記事を通して、「普通」に合わせるのではなく、家族の考え方で色々な選択肢が注文住宅では実現できることが伝われば幸いです。

    気になった方は、建築士が同席してヒアリングする「細心設計」が特徴のフジタまで、お気軽にご相談ください。

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