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住宅コラム

注文住宅のトイレ空間の設計ポイントを解説!ちょっとした工夫でおしゃれスペースに!

今回はトイレ空間をオシャレにするための設計ポイントを解説していきます。

トイレは1日の中で、ほんの少ししか使わない場所ではあるものの、設計デザインで満足度の差が出やすいポイントです。

ご友人などを招いた際も、トイレ空間がオシャレだと印象が大きく変わってきます。 それでは、今回の記事のポイントです。

・オシャレな空間を創り上げるには、タンクレストイレがオススメ。

・コストを抑えるのであれば、タンクが隠れているタイプのタンク有トイレを選びましょう。

・トイレ空間は、壁面の素材・色合い・照明設計で空間の雰囲気が大きく変わる。

・パネル材は、高級感と汚れの拭き取りやすさを両立しておりトイレ空間に向いています。

1.オシャレにするためにはトイレの選び方も大事

トイレ空間を考える際に、主役であるトイレ自体のデザインも大事なポイントです。

オシャレな空間に仕上げていくため、まずはトイレの種類を見ていきましょう。

1-1.基本的にはタンクレス型がオススメ


出典:フジタ・インスタグラム

タンクがないことで空間自体がスッキリし、デザイン的にもオシャレな空間に仕上がりやすくなります。

タンクレストイレのメリットとしては、タンクがないことでトイレをコンパクトに設置できるので、同じトイレ空間の広さでも広く感じます

ただ一方、タンクレストイレは「手洗いが別途で必要」です。

そして、この手洗い周りの設計次第でオシャレさが変わってきますので、設計の際には意外と重要な要素になりえます。

手洗いを設ける場所は、トイレの中に設置する場合と、廊下に設置する2つのパターンがあります。

廊下に設置した方がトイレ空間自体はスッキリしますが、廊下にそのスペースが設計できない場合が多く、基本的にはトイレ空間の中に手洗いを設置します。


出典:TOTO・事例集

トイレの側面に設置する手洗いも、最近は様々な形状があり、ベッセルボウル型タイプの手洗いは特にコンパクトさと、デザイン性の良さを両立できます。

1-2.タンク有トイレはタンクが隠れるタイプがオススメ


出典:TOTO・事例集

コストを抑えつつ、オシャレな空間へ仕上げていくのであれば、タンクがある一般的なトイレの方がコストを抑えることができます

しかしタンクがあると、どうしても昭和っぽい雰囲気になってしまいがちです。

昨今は、タンク有トイレではあるものの、タンクを隠してスマートに見せるトイレもあります。

そういったトイレを使うことで、トイレ本体のコストを抑えつつオシャレな空間に仕上げやすくなります。

上記の事例は、TOTO「GG」という商品を使った事例ですが、タンクをコンパクトにして便器本体と一体化させた商品です。

実はタンクがあるトイレですが、タンクレスのようなスマートな仕上がりになります。

2.トイレをオシャレに設計するポイント

つづいて、みなさんが気になっている「トイレ空間をオシャレに設計するためのポイント」を見ていきましょう。

・クロスをホワイトで統一するのではなく、アクセントクロスやカラーのクロスを活用する。

・モザイクタイルなどを部分的に取り入れたり、パネル材などで仕上げることも良い。

・豆電球のような照明でなく、間接照明にする。

・ワイド鏡を使うことで空間を広く見せる。

2-1.アクセントクロスで彩り鮮やかに

トイレといえば、建売などでよくあるホワイトのクロスで統一された、シンプルなトイレ空間を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

家のコンセプトがホワイトで統一している、などでない限りはカラークロスなどを活用して壁面を彩り鮮やかな空間に仕上げていくことで、オシャレ感がアップしていきます。


出典:TOTO・事例集

上図は、TOTOの同じトイレを使った比較です。

右のホワイトで統一されたトイレ空間は、小物でアクセントを設けているので、間延びしたような空間にはなっていませんが、小物のコーディネートがないとスッキリしすぎてしまいます。

一方、左の事例はトイレの背面と手洗いキャビネットを、チェリー柄の木目で統一したインテリアです。

ホワイト一色に比べて、コントラストが効いてオシャレさは演出しやすくなります。

もちろん家全体のコンセプトによっては、一色で仕上げる方が良いこともあるため、全体コーディネートとも調和を取っていくと良いでしょう。

2-2.タイルやパネル材を使って壁面を仕上げる

一方、ホワイトで統一したい場合などは、専用のパネル材で壁面を仕上げていくことによって、デパートの高級トイレのような空間に仕上げることもできます。

アイカ工業のパネルでは、カラフルなボードから白色でも様々な模様があるタイプなど、コーディネートに応じて幅広く、迷ってしまうぐらい種類がありオススメです。

また、タカラスタンダードではマグネットが付くトイレ壁面に使えるボードもあり、利便性が高いです(ホーロークリーントイレパネル)

こういったパネル材は、見た目のスマートさだけでなく、汚れが拭き取りやすいというメリットがあります。

トイレの壁面は、知らないうちに汚れが飛び散っていますので、清掃面を気にされる方にもオススメの素材です。


出典:LIXILショールーム撮影

また、LIXILなどで販売されているタイルを活用することで、見た目もよくオシャレな空間に仕上げることができます。

カラフルな色から、モノトーンな雰囲気までたくさんの種類があり、アクセントとして使うと空間が一気に華やかになるでしょう。

2-3.間接照明との組み合わせで上質空間へ


出典:フジタ・インスタグラム

トイレの照明となると、ダウンライトや豆電球式の照明を1個設置して終わり、ということも巷では見かけます。

しかし、照明を間接照明にしてトイレ空間の中においても、照度の明暗をわけるとオシャレな空間になりやすいです。

手洗い器などで陰影を出したりすることで、上質な空間へ早変わりします。

2-4.ワイド鏡で空間を広く見せる

鏡を壁面に設置すると、空間が広く見える効果があります。

0.75坪〜と、どうしても少し窮屈になりがちなトイレ空間ですが、そんなときに鏡が活躍します。

鏡をデザインの1つとして活用することもできますので、適宜必要に応じて取り入れていくとよいアイテムと言えます。

3.フジタ流!トイレ設計テクニック

それでは、フジタでの事例を例に、設計のポイントを紹介していきます。

3-1.事例①


出典:フジタ・インスタグラム

こちらのフジタの事例は、間接照明とアクセントクロス[1] で上質な空間に仕上げた事例になります。

トイレに入った瞬間、目に入る正面にアクセントがあることで、印象を大きく変えています。

側面の壁面、手洗いをホワイトにすることで奥のアクセントと照明がより引き立つ、落ち着いた「引き算方式」のコーディネートです。

3-2.事例② 実邸事例


出典:フジタ・白山市・実邸例

2つ目の事例は、純和風なテイストを基調とした実邸からのご紹介です。

こちらのお施主様のご希望から、外観~内観まで和風の仕上がりになっており、トイレのインテリアも和風に準ずる形でのコーディネートになっています。

側面を塗り壁のように仕上げており、当たる照明で陰影を出し、大人のインテリアになっています。 全体のテイストもふまえた事例として参考になさってください。

あさひ荘苑モデルハウス
高天井からの柔らかな日差しで、上質空間を演出するコンセプトハウスが白山市あさひ荘苑にオープン。

メリハリある横長連続窓と、落ち着き感じるミドリの坪庭が見どころ。

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