本物件は、当初コンセプトハウスとして建築していたところ、間取と物件の雰囲気を気に入られたお客様にご購入いただきました。
敷地は約48坪の西向きで、南側には鉄塔が建っており、決して条件のいい敷地ではありませんでしたが、その立地条件をうまく活用した設計で住空間を演出しました。
内部の仕上げ材は、近年の当社の建築とは異なる和のテイストをテーマにし、造作家具や壁面パネル・天井材など至るところに松を使用し、現代の和風を表現できたのではないかと思います。使用した突板には通常では使わない白太部分も使用し、きれいな木目が趣を醸し出しています。
素材と空間で現代の新しい「和」を表現できた物件になったと思います。